仕入れのCSVデータを会計ソフトにインポート。
請求書と納品書の金額確認作業が解消しました。

株式会社河口湖第一ホテル
業態 | 旅館業
課題 | 非効率な発注業務(電話・FAX)
煩雑な経理業務
エリア| 北陸・甲信越
山梨県の河口湖温泉郷にある「風のテラス KUKUNA」は、南国リゾートをテーマにした客室65のホテルです。旅行代理店のアンケートでは入浴設備部門、客室部門など4部門で1位を獲得しました。この功績を作ったのが、平均年齢28歳という若手従業員たち。
同ホテルを運営する株式会社河口湖第一ホテルは、従業員が働きやすい職場を作るため勤務時間の見直しやジョブローテーション、『BtoBプラットフォーム 受発注』のITを導入しています。取組内容について同社幹部にお話を伺いました。
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💡ここがポイント!
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・仕入れのCSVデータ処理で、伝票の突き合わせ作業が解消
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・発注履歴が残るので、納品時の検品作業が確実に
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・取引先の97%がデータ受発注に賛同
ー専任の経理担当不在でも、月次決算の負担はなし
―事務作業ではどのような改革をされていますか?
社長室室長 ソムリエ 水本育男氏(以下、水本氏):2018年に経理担当者2名が同時に退職することとなり、経理作業が手薄になってしまい、作業の効率化、簡略化が必要になりました。そこでインフォマートの『BtoBプラットフォーム 受発注』を導入して、経理作業でも負担の大きい食材に関する伝票のデジタル処理に取り組みました。

社長室室長 ソムリエ
水本 育男 氏
―受発注システムの導入効果はありましたか?
水本氏:食材の取引先71社のうち69社に協力いただき、伝票のデジタル処理はほぼ達成できています。一番大きな効果が仕入れ伝票のやりとりが楽になったことでした。以前は、月次決算のために毎月一週間近くかけて、納品伝票を1枚1枚確認しながら、請求内容と突き合わせる作業をしなければなりませんでした。
現在は毎日の業務として、納品データをCSVにして会計ソフトに流し込む作業だけです。月末にはすでにデータが揃っていますので、紙の伝票をひっくり返して突き合わせる作業をしなくて済みます。
以前は、経理担当2人体制でしたが、現在は私とパート社員2人、合計3人で行います。3人とも経理専任ではありません。私は社長室長の業務とソムリエとして接客も行いますし、パートの2人もそれぞれ別の専任業務があります。経理専門の従業員がゼロでも十分に業務が回せています。
―調理・料飲部では、導入の効果はいかがでしょうか?


調理・料飲部 総支配人 牛王昭彦氏(以下、牛王氏):料飲部門では週に5回は発注しますし、取引先によって午前、午後と1日2回行うこともあります。以前はFAXか電話での発注で、FAXだけでも毎日10枚、月に200枚ほどの量です。それにFAXが送れなかったり、裏表を逆に送ってしまい、翌日になって取引先から「真っ白でした」と連絡が来たりすることもありました。
『BtoBプラットフォーム 受発注』を導入してからは、まず厨房で紙に必要なものを書いて、パソコンのある部屋で入力・発注作業をしています。FAX送信の時間に縛られることもなくなり、パソコンに打ち込むだけなので作業そのものも楽になりました。発注内容の記録が残るので安心感があります。
というのも、食材が届くとすぐに用度担当が納品伝票と届いたものに間違いがないか検品します。その後、厨房に食材を移動して、料飲部で改めて検品して、自分たちが欲しかった食材が、ちゃんと入っているか、発注時のメモ書きを見ながら確認します。もしメモ書きを失くしても、システムに記録が残っています。取引情報が残るため、発注忘れなのか、取引先の納品漏れかがすぐに分かります。
現在は発注機能のみ使用していますが、今後は仕入れ情報をもとにしてアレルギーのある方や海外の方でも安心して食事を楽しんでもらえるような、アレルギー対策やハラルフード対策などにも利用できないかと考えています。
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